竜郷町
概 要
奄美大島は、鹿児島から南へおよそ380キロメートルに位置し、全国の島の中で、佐渡島に次ぎ2番目に大きな島です。(沖縄本島は除く)
気候は海洋亜熱帯性気候で、年間平均気温は約21度、降水量は年間3,000ミリに近く、湿度が年平均75%と高いことが特徴です。この特異な気候により、穏やかで美しい景観が育まれ、奄美固有の貴重な”動植物の宝庫”としても恵まれた大自然を有しています。
また、世界三大織物にも数えられる「大島紬」の代表的な柄である「龍郷柄」「秋名バラ」発祥の町であり、これまで大島紬のまちとして発展してきました。西郷隆盛翁の流謫地や国重要無形民俗文化財の「秋名アラセツ行事」など、素晴らしい地域文化も持ち合わせています。
年間を通して温暖多湿な奄美大島。年間平均気温は20度を超えます。雨が多く、日照時間は全国平均より少なめですが、その多湿な気候ゆえに山は生き生きとし、固有で希少な動植物を守っています。
来島された際、雨が降ってもがっかりしないでください。もともと雨が多い土地です。雨で潤う緑の木々、龍のように山々に渦巻く霧をどうぞお楽しみください。雨の日は、龍郷町文化財展示室の見学や、大島紬の製造工程や、泥染め体験、黒糖焼酎工場の見学などもおススメです。
産業
サトウキビの栽培を中心とし、タンカン、パッションフルーツなどの経済作物を組み合わせた農業が行われている。奄美大島ではわずかとなった稲作も、秋名集落を中心に神事用の目的で行われている。近海の漁業も行われており、7月には安木屋場海岸を中心にシラヒゲウニの漁も行われるが、環境の変化による減産が著しい[1]。手工業の本場奄美大島紬の製造や泥染めの繊維製品製造も盛んである。みき、ジェラート、パパイヤ漬け、かりんとう、しいの実せんべい、黒砂糖など、みやげ品などの食品製造や奄美黒糖焼酎の製造も盛んである。 観光業に関しては、赤尾木の手広海岸がサーフィン適地として知られ、宿泊施設も多いほか、付近ではモーターパラグライダーによる飛行体験も行われている。2016年6月に発表された、芦徳の大型クルーズ船寄港地、リゾート開発計画には環境破壊の懸念が出た[2]ため、白紙撤回となった。
龍郷町に本社を置く主要企業
- 奄美大島酒造 – 浜千鳥乃詩、高倉、JOUGOなどの奄美黒糖焼酎を製造、販売。
- 町田酒造 – 里の曙、奄美の杜、などの奄美黒糖焼酎、奄美すもも酒(リキュール)を製造、販売。
- 山田酒造 – あまみ長雲、山田川、花おしょろなどの奄美黒糖焼酎を製造、販売。
- 奄美タクシー
- ソレイユスマイル – それいゆふぁーむ、Healthy Island Cafeなどを運営。
龍郷町に事業所を置く主要企業
- ビッグツー(本社所在地は鹿児島市)
特産品
男性 | 2,904人 |
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女性 | 3,105人 |
総人口 | 6,009人 |
3,149世帯 |
位 置
奄美群島は、鹿児島市の南西約370~560kmの範囲に広がる有人8島(大島本島(加計呂麻島・請島・与路島)、喜界島、徳之島、沖永良部島、与論島)の総称で、総面積は1,239平方キロメートル(大島本島は約720平方キロメートルで、佐渡島に次ぐ面積)です。
龍郷町は沖縄本島と本土との中間的な位置にあり、鹿児島市から南西へ約380キロの奄美大島の北部にあります。
気 候
奄美大島の気候は亜熱帯海洋性で、四季を通じ温暖です。
ここ30年間の統計で、日平均気温は10℃以下になる日はなく、年平均気温が 21〜22 ℃で,鹿児島に比べ 3 ℃高く、年変動が小さい。
降水量は全般的に多く、年間約3,000mmの雨が降ります。
冬期間でも月降水量が 150mmを超え、日本では有数の多雨地帯です。
日照時間は年間日照時間が 約1,360 時間で、夏から秋にかけて多く、冬から春にかけて少ない。
台風の常襲地でもあり、7月〜10月は台風の影響を受けやすくなります。
(1市2町2村共通)